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お部屋選びの失敗例から学ぶ!後悔しないための対策とは?

お部屋選び

関口 静男

筆者 関口 静男

不動産キャリア12年

夜遅い時間帯に対応できる不動産会社は少数派です。
常に応答できるわけではありませんが、弊社は執務しているスタッフが居る場合もございますので、まずは夜分でもご遠慮なくお電話下さい。

お部屋選びの失敗例から学ぶ!後悔しないための対策とは?

新しい住まいを見つける際は、何かとやることが多く、意外と時間が取れないと困ることもあるのではないでしょうか。
しかし、物件の情報を十分に知らべなかったり、焦って決めてしまったりすると、実際に住んだ後に後悔する恐れも。
そこで今回は、失敗しないお部屋選びのコツについて、失敗例をもとにご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

「立地」に関する部屋選びの失敗例

「立地」に関する部屋選びの失敗例

お部屋選びをするうえで、立地に関する失敗例も少なくありません。
本章では、3つの失敗例とその対策についてご紹介します。

失敗例①駅からの距離が遠い

お部屋選びをする際は、物件情報に記載されている「駅からの徒歩所要時間」を参考にする方もいらっしゃるでしょう。
しかし、それが大きな落とし穴となり、実際に住んだ後に駅からの距離が想定以上に遠く、交通が不便になるケースがあります。
なぜなら、物件情報に記載されている駅からの徒歩所要時間は、「あくまでも概算でしかない」ためです。
そのため、実際に歩いてみると、徒歩での所要時間をオーバーすることも珍しくありません。
信号や踏切、駅の改札からホームまでの距離、坂や階段の昇降にかかる時間、他にも思わぬことで時間を取られてしまう可能性は大いにあります。
最近では、お部屋選びをオンラインで済ませてしまう方も少なくありませんが、こればかりは実際に現地に足を運んでみなければ分からないことです。

失敗例②周囲の騒音が気になる

これから紹介するのは、交通のアクセスや商業施設までの距離など、利便性ばかりに目を向けた失敗例です。
もちろん生活するうえで利便性が高いことに越したことはありませんが、路線沿いや人通りが多い場所は騒音が気になりやすいです。
騒音は、睡眠妨害や心理的ストレスなどの原因になる可能性があり、年齢を問わず普段の生活に支障をもたらします。
対策としては、希望するお部屋が二重窓構造になっているか、防音ドアかどうかを内覧時にチェックすると良いでしょう。
もし、自分で見極めることが難しい場合は、直接不動産会社に質問する方法もあります。
また、住んだ後にできる対策として、簡易的な防音シート、防音カーテンの活用が挙げられます。

失敗例③思ったより生活利便性が低い

この失敗例は、家賃の安さだけでお部屋を選んだ際に起こりやすい「生活の利便性が低かった」というパターンです。
家賃だけに目を向けてしまい、生活するうえで欠かせない周辺環境についての調べが不十分なことも少なくないでしょう。
ライフスタイルや家族構成などによって、近くにあると嬉しい施設は異なるため、自分の状況に合わせたお部屋選びが大切です。
たとえば、自炊をする方であれば、住まいの周辺や最寄り駅周辺にスーパーマーケットがあると、買い物の利便性が高まります。
子どもがいる方は、教育施設の有無や公園の数、繁華街までの距離などを確認しておくと安心ですよ。
生活に必要な施設をあらかじめメモして明確にしておくと、お部屋選びもスムーズに進むためおすすめです。

「間取り」に関するお部屋選びの失敗例

「間取り」に関するお部屋選びの失敗例

続いてご紹介するのは、間取りに関する失敗例です。
間取りに関する失敗例は、意外と見落としやすいポイントがあるため、お部屋探しの前に把握しておきましょう。

失敗例①特殊な形状のお部屋にしてしまった

デザイナーズマンションなどにあるのは、お部屋の形状が奇抜なことです。
一見お洒落に見える形状であっても、いざ生活してみると、不便さばかりが目に付くことがあるかもしれません。
また、特殊な形状のお部屋は家具の配置が難しく、好みの家具や家電が設置できない可能性もあります。
そこで対策として挙げられるのが、内見時にくまなく採寸しておくことです。
その際、ドアから入らない家具を買ってしまうことがないように、玄関ドアの間口の採寸も忘れずにしましょう。
なお、採寸に関しては、お部屋の形状がどうであれ、実際に住み始める前にしておくと安心です。
すでに設置したい家具や家電が決まっている際は、それらのサイズを採寸して、内見時に設置できるかどうかを確認するのも良いですね。

失敗例②収納スペースが少ない

内見時に収納スペースを確認しておらず、うまく収納できないという失敗例です。
なかには、収納が少ないあまり、荷物が丸見えになって生活感が丸出しになってしまうという事例もあります。
それを避けるためにも、収納スペースは内見時にしっかりチェックしましょう。
スーツやコートなどをお持ちの方は、収納スペースにハンガーをかけられるかどうかを確認しておくと良いでしょう。
また、キッチン収納の高さも重要で、高すぎる位置にあると自炊をする際に使いにくさを感じるかもしれません。
場合によっては、高い位置から重いものやガラス製品を取り出す際に落とすリスクがあり、安全面で問題となることもあります。
よって、無理なく手の届く高さにあるかどうかを確認しておくと安心です。

失敗例③日当たりが悪い

お部屋の日当たりが悪いことで、住み心地が悪くなったという失敗例です。
日中は仕事で、子どもも学校にいるからという理由で、日当たりや風通しの優先度を下げる方もいらっしゃいます。
しかし、日当たりや風通しは、洗濯物の乾きやすさや室内の湿気に直結するため、内見時にチェックしておくのがおすすめです。
もし、日当たりや風通しが悪いと、室内に湿気が溜まってカビが発生する恐れもあるため、健康に害を及ぼすことも考えられます。
一方、日当たりが良い場合は、天気に左右されずに洗濯物を干すことができるため、湿気が原因のカビも発生しにくいです。
さらに、日当たりの良いお部屋は、自然光を取り入れて昼間は照明を使わずに過ごせるため、電気代の節約にもつながるでしょう。

「設備」に関するお部屋選びの失敗例

「設備」に関するお部屋選びの失敗例

最後は、お部屋探しの際に知っておきたい「設備」に関する失敗例についてご紹介します。

失敗例①キッチンが不便

普段自炊をする方は、とくにキッチンに関する失敗例に気を付けたいものです。
たとえば、「コンロが一口しかない」「作業スペースが不十分」などといった場合は、料理をする際に不便さを感じるでしょう。
少し工夫することで対策できるかもしれませんが、このような小さなストレスが積み重なると日常生活に大きく影響します。
そのため、コンロの数はもちろん、配置や作業スペースの広さも内見時に確認しておくと良いです。
併せて、家事動線を意識しながら内見すると、生活イメージがしやすいため失敗することは少ないです。
作業効率を上げたい場合は、機能性が高く、掃除がしやすいシステムキッチンをおすすめします。

失敗例②コンセントが使いづらい

意外とやってしまうのが「コンセントの位置を確認しないこと」です。
いざ実際に設置しようとすると、コンセントの位置の都合上難しかったという失敗は珍しくありません。
このようにコンセントの位置は、生活動線に関わってくるため、事前に確認しておかないと不便さを感じます。
そして、お部屋によってはコンセントの接触不良が起きることもあるため、内見時に確認しておきましょう。
なお、その際は勝手にコンセントを触るのではなく、念のため不動産会社に確認しましょう。

失敗例③インターネット環境が悪い

インターネット環境が悪く、携帯やパソコンの使いづらさを感じる失敗例もあります。
最近は、無料でインターネットが使える賃貸物件もありますが、回線速度が遅い場合もあるため注意が必要です。
とくに、夜は利用者が増えるため、回線速度が遅くなりやすいことも把握しておきましょう。
対策としては、インターネットを自分で設置できるお部屋かどうかを確認することです。
万が一できない場合は、ポケットWi-Fiを利用するのもひとつの手です。

まとめ

お部屋探しの際に知っておきたい「立地」に関する失敗例として挙げられるのは、駅からの距離が遠いことや周囲の騒音が気になることなどです。
また、日当たりが悪い、キッチンが不便など、間取り、設備に関する失敗例も少なくないです。
住み心地の良いお部屋で新生活を送れるよう、これらの失敗例を踏まえて適切なお部屋選びをしましょう。


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